誰でも、人と比べて落ち込む
ってことはある。
世の中には、才能を持って
生まれてきた人がいて、
その人はピカピカと強い光を
放っている。
その光は強くてきれいなので、
凡人はその光を見て、
なんて素敵なんだと思う。
こどものころは、
テレビの中のアイドル。
お金持ちで、かわいくて、センスまでいい。
夢の世界に住んでていいなと思っていた。
もう少し大きくなると、
オリンピック選手とかアナウンサーとか
モデルとか女優とか、
活躍している人を見て、すごいと思った。
そして、ふと我に返ったとき、
え、わたしには何にもないじゃんと
がっかりしてしまっていた。
今まですてきな人を見て、
がっかりし続けていたけれど、
この歳まで来ると、
そんな自分にも慣れてきた。
わたしはわたしなんだから、
自分のできる範囲のことで、
がんばってみればいいと
いい意味であきらめがついた。
わたしでいることに慣れたんだよな。
ここからの人生は、
がっかりし続けるんじゃなくて、
少しぐらい自分のいいところを
見つけてあげたいと
思っている。
