世の中本や情報があふれている。
知りたいことがあると、
何かしらの方法で調べる。
調べたことを案外簡単に信じてしまうのが
怖い。
たとえば、
わたしがこどもを産んで、
母乳が出ないことを悩んでいるとき、
まじめに正しく育児をしなきゃいけないと
思い込んでいたので、
母乳育児についての本を読みまくった。
赤ちゃんは母乳で育てるのが一番って
本を読んだら、次も似たような本に
手が伸びてしまって、
似たような内容の本ばかり読んでしまった。
そうしたら、母乳がなかなか出ないわたしは
ほんとうに困った。
それができないわたしって一体‥‥
みたいな感じ。
それしか正解じゃないと
思い込んでいた。
母乳だけで育てているママ友がいると、
自分はなんて情けないんだと
自分を責めた。
そして、なんとか母乳を出そうと
さらに似た内容の本を読み、
おっぱいを吸おうとしない赤ちゃんと
格闘したりした。
夜中に1人で泣いた日も数知れず。
今思うと、母乳育児って
それ一択だったの？
母乳じゃなきゃダメなんて、
これっぽっちも考えていない人もいるし、
8歳のこどもに母乳をあげてるという
アメリカ人ママの記事を読んだことがある。
いろんな考え方がある。
あの時のわたしは
母乳じゃなきゃだめと
何かの陰謀論を信じているようだった。
人って案外何かを簡単に信じちゃって、
他にも考え方があるなんて、
まったく目に入らなくなるってことが
あるんだよな。
自分だけは大丈夫なんて、
全くの勘違い。
