わたしは妹と弟がいる。
よく会うというわけではない。
お盆とお正月に会うくらいだ。
とくに仲かいいわけでもないのだが、
わたしとこの人たちは、同じ母の子宮に
いたんだなあと、しみじみ思うことがある。
ふだんそんなに付き合いがなくても、
戸籍謄本を取れば、
しっかりとそのように書いてあるのだ。
それを見ると、
なぜか少し安心した。
この社会の中で、
もちろん責任を持って、
こどもを育て、生活していこうと
思っている。
でも、何でも自分の責任で
うまくやり抜かなければならないこの時代に、
何か悩みがあったとき、
無条件に相談に
乗ってくれる人がいるというのは、
ありがたいなあと正直な思った。
いつもは会わない人たちなので、
お互いが日々考えていることを
教え合うのも楽しい。
人と「人とは」みたいなまじめな話を
するのはハードルが高いが、
兄弟とは別に恥ずかしがることはない。
はっきり自分の考えていることを
話せた。
つながりがある人がいてくれるっていうのは
ありがたいなあ。