少し前まできちんとした食事を
作るという固定観念に
がんじがらめになっていた。
まず、朝ごはん。
こどものころは、毎朝魚など
必ずおかずがあった。
こどもながらに、
これが当たり前になっていて、
結婚した当初、
朝ご飯のおかずを
どうしたらいいか困った。
お弁当も作らなければならないのに、
おかずまで…
それで、ごはんと味噌汁のみに
はっきりと決めた。
足りないなら、味噌汁を具沢山にするだけ。
さっぱりした。
それから、晩ごはん。
毎日主菜、副菜、汁物、何作ろうと
悩みながら、なんとか作っていたが、
地味にいやだなあと感じていた。
あるとき、ドイツの料理や
文化についての本を読んだら、
ドイツには何曜日かに
パンとチーズとハムのような切っただけの
晩ごはんの日があるそうだ。
「冷たい食事」とか書いてあった。
毎日きちんとした食事を
作らなきゃいけないという
固定観念があったが、
一週間の中で、
バランスが取れるように
ゆるく考えればいいそうだ。
そう考えたら、かなり楽になる。
うちは土曜の夜は、
コストコのピザを焼いたり、
さらっと丼などにして、
楽をするようにした。
土曜は昼ごはんもあるので、
晩ごはんを作るのがいやで、
外食にしてしまい、
お金もかかってしまっていた。
少しゆるく考えるだけで、
外食が減り、
晩ごはんをさらっと済ませて、
その後の時間をのんびり過ごせるようになり、
食べすぎも減り、体重も少し減った。
そしたら、日曜日の夜ごはんは、
ちょっと手の込んだものを
作ってみようという
ポジティブな気持ちにもなれた。
みなさんは食事作り、
憂鬱になっていませんか？
