タコは犬や猫と同じように
感情を持っているという研究があるそうだ。
初めは警戒していても、
危害を加えられないと
分かると懐いてくるそうだ。
そして、食べられるために
殺されるとき、
痛みを感じているとも聞いた。
それを聞いてしまうと、
かわいそうな気がしてくる。
ただ、人間が生きるために
何かを食べないといけない。
じゃあ、動物を食べるのはやめて、
ベジタリアンやビーガンのように
植物だけを食べようか。
今までは、どこかの国で
犬を食べていると知ったとき、
なんてひどいことをしているのかと
思った。
でも、生きているタコをバッサリと
切ったり、生きたまま鍋に入れ、
料理している映像を見て、
「おいしそう！」と思っていたわたしを
いやだと思う人がいるのも
理解できる。
動物の中で食べていいのと、
食べると倫理的に良くないものを
わけるのは、動物に優劣をつけはことになると
いう意見の人もいるだろうし、
痛めつけないで、殺す方法を
使う努力をしましょうという人もいる。
文化や個人の考え方にもよる。
これでよくわかったことは
自分が知っていること、
自分の考えが必ず正しいというのは
間違いだということ。
昔の人が生まれ過ぎたこどもを
間引いていたことを聞いて、
なんてひどいことをするのだと思うのと
同じように、違う文化圏の人、
未来に生まれる人が今のわたしが
大丈夫だと思っていることを
なんてひどいんだと思うことも
多くあるだろう。
自分は長い歴史の中の一部にすぎず、
これからの長い歴史の中で、
野蛮な人だと思われる可能性は
大きい。
謙虚に生きなければならないと
思った。
