こどもが何かで勝ったり、
褒められたりすると、
もちろんうれしい。
ただ、何を喜んでいるのか。
子供の成長がうれしいのか?
それとも、自分が過去にできなかったことを
今こどもが取り返してくれるからなのか。
こどもが親である自分の分身のように感じ、
親自身が褒められているような気になって
喜んでいるというところも
なきにしもあらず。
わたしの場合。
分身のように感じかけていたとき、
テレビを見る見ないで、こどもともめて、
「この、ゴミ!」
と言われた。
なかなかヘビーなフレーズだが、
そうか、そうか。
君はわたしの分身ではないんだよね、
わたしも君の分身ではないんだし、
と変に納得した。
そうだ、それでいい。
わたしはわたしで、
君は君だ。
いつか君は君の道へ。
わたしはわたしの道へ。
違う道を進むんだね。